9月2日(月) … 竜巻発生の夜

 

竜巻が起こり、

電柱は倒れてしまった。

倒れた電柱

 

だからもちろん、

電気はつきません。

 

電柱が倒れているって事は、

自分の家だけじゃなく、

周りの家も電気がつかないのです。

 

外灯も付きません。

 

だから7時を超えると、

辺りは本当に真っ暗になっていました。

 

家の中も、

外も真っ暗です。

真っ暗な夜

 

 

 

 

 

 

 

それに、

食欲もないのです。

 

夕飯の時間になり、

明日から片づけなどで忙しくなるって分かっていても、
ご飯を食べようって気になれない。

 

なぜか、

疲れてはいるけど食欲がないのです。

 

食について

よく、ライフラインが整う3日分の食料が必要だと言います。
実際私もそう思っていました。

でも災害の当日って

なぜか食欲がないものです。

 

精神的なものか何なのかは分かりませんが、
本当に食べたいとは思えなかったのです。
だから3日分とは言っても、

必ず3日分なきゃいけないって訳じゃないと思います。

最低でも2日分はほしいというのが、

私の実体験から思った事でした。

 

むしろそれ以上に、

水や飲み物の方が必要です。

飲み物に関しては3日分とは言わず
4日分5日分とあるに越したことはないと思います。

 

食欲もないまま、
時間は過ぎ…

 

9時になると本当に真っ暗でした。

 

こういう体験をすると、

つくづく電気ってありがたいな~って思います。

 

電気がないって事は、

当り前ですがテレビは付きません。

 

お風呂も入れません。

 

トイレも使えない。

(水が流れないのです。)

もちろん、

ラジオもつかない。

(電池式でもいいので、ラジオはあった方が良いと思います。)

真っ暗だから、

片づけをやろうにもできない。

 

はっきり言うと、

明かりがないと何もできないんです!

 

 

かといって、
寝ようと思っても、

でも普段9時に寝るなんてほとんどない私にとって、
9時に寝るのも結構つらいのです。

 

それから時間は経ち、
10時になった頃。

 

道路の方から、

光がちらほら!と。

夜の中に…光

 

 

 

 

 

「何だろう??」

って思って外に出ると、
警察官が巡回しているんですね。

 

竜巻で、

ドアや窓がダメになったから

泥棒などが出てきやすいそうです。

 

それで見回りをしているとの事。

 

以前外国に行った事があるのですが、
こういった巡回で見て回ってくれるって日本ならではかも・・・。

正直嬉しくなりました。

 

日本人で良かった。

日本にいて、良かった・・・

と思った瞬間でした。

 

ちなみに、
電気がないって事は
もちろんクーラーや扇風機も使えないのです。

まだ暑さの残るこの時期に
扇風機もない状態で寝るって結構暑苦しいものです。

 

昔防災用品の販売をしていた経験もあって、
電気などのライフラインは大体3日間と言われています。

 

ライフラインとは、

英語では(lifeline)命綱の意味。

現代の日常生活でいえば、
エネルギーや水供給施設、交通施設、情報施設などを指します。

具体的に言えば、電気やガス、水道などの設備、
電話や通信設備などを言います。

一般的にはライフラインが日常生活並に整うまで
約3日間と言われています。

 

後3日はこういう暑苦しい日が続くのか~

 

逆に3日間さえしのげば、

ライフラインが復旧するって事です。

 

災害に遭った時、

先の見通しがあるかないかで

気持ちの持ち様も違ってくると思います!

 

ちなみにこの夜は、
電力会社の人が来ていました。

深夜遅くも、
ほぼ徹夜で作業していました。

後々作業員に聞いたら、
交代で電気の復旧工事をするとの事。

 

復旧工事をして、配線等の点検やチェック。

それが済んで電気が流れてくる様ですが、
電気が届くまで後3日の辛抱だと思うのでした。

 

そして翌日

9月3日・・・

 

 

※ここで挙げている家の様子は実際に起こった竜巻によるものです。
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