竜巻が起こり、
電柱は倒れてしまった。
だからもちろん、
電気はつきません。
電柱が倒れているって事は、
自分の家だけじゃなく、
周りの家も電気がつかないのです。
外灯も付きません。
だから7時を超えると、
辺りは本当に真っ暗になっていました。
家の中も、
外も真っ暗です。
それに、
食欲もないのです。
夕飯の時間になり、
明日から片づけなどで忙しくなるって分かっていても、
ご飯を食べようって気になれない。
なぜか、
疲れてはいるけど食欲がないのです。
※食について
よく、ライフラインが整う3日分の食料が必要だと言います。
実際私もそう思っていました。でも災害の当日って
なぜか食欲がないものです。
精神的なものか何なのかは分かりませんが、
本当に食べたいとは思えなかったのです。
だから3日分とは言っても、必ず3日分なきゃいけないって訳じゃないと思います。
最低でも2日分はほしいというのが、
私の実体験から思った事でした。
むしろそれ以上に、
水や飲み物の方が必要です。
飲み物に関しては3日分とは言わず
4日分5日分とあるに越したことはないと思います。
食欲もないまま、
時間は過ぎ…
9時になると本当に真っ暗でした。
こういう体験をすると、
つくづく電気ってありがたいな~って思います。
電気がないって事は、
当り前ですがテレビは付きません。
お風呂も入れません。
トイレも使えない。
(水が流れないのです。)
もちろん、
ラジオもつかない。
(電池式でもいいので、ラジオはあった方が良いと思います。)
真っ暗だから、
片づけをやろうにもできない。
はっきり言うと、
明かりがないと何もできないんです!
かといって、
寝ようと思っても、
でも普段9時に寝るなんてほとんどない私にとって、
9時に寝るのも結構つらいのです。
…
それから時間は経ち、
10時になった頃。
道路の方から、
光がちらほら!と。
「何だろう??」
って思って外に出ると、
警察官が巡回しているんですね。
竜巻で、
ドアや窓がダメになったから
泥棒などが出てきやすいそうです。
それで見回りをしているとの事。
以前外国に行った事があるのですが、
こういった巡回で見て回ってくれるって日本ならではかも・・・。
正直嬉しくなりました。
”日本人で良かった。”
”日本にいて、良かった・・・”
と思った瞬間でした。
ちなみに、
電気がないって事は
もちろんクーラーや扇風機も使えないのです。
まだ暑さの残るこの時期に
扇風機もない状態で寝るって結構暑苦しいものです。
昔防災用品の販売をしていた経験もあって、
電気などのライフラインは大体3日間と言われています。
※ライフラインとは、
英語では(lifeline)命綱の意味。
現代の日常生活でいえば、
エネルギーや水供給施設、交通施設、情報施設などを指します。具体的に言えば、電気やガス、水道などの設備、
電話や通信設備などを言います。一般的にはライフラインが日常生活並に整うまで
約3日間と言われています。
後3日はこういう暑苦しい日が続くのか~
逆に3日間さえしのげば、
ライフラインが復旧するって事です。
災害に遭った時、
先の見通しがあるかないかで
気持ちの持ち様も違ってくると思います!
ちなみにこの夜は、
電力会社の人が来ていました。
深夜遅くも、
ほぼ徹夜で作業していました。
後々作業員に聞いたら、
交代で電気の復旧工事をするとの事。
復旧工事をして、配線等の点検やチェック。
それが済んで電気が流れてくる様ですが、
電気が届くまで後3日の辛抱だと思うのでした。
そして翌日
⇒9月3日・・・へ