
ここでは日本で発生する竜巻の数。
発生しやすい時期について話していきたいと思います。
一度竜巻の脅威を知ると、
どうしても天気が気になってしまいます。
その天気というのが…
黒い積乱雲で覆われ、
雷や雹(ひょう)が起こると…。
今全世界で発生している竜巻の内、
約8割がアメリカで発生していると言われているそうです。
それだけアメリカは竜巻が多い。
もちろん
日本でも竜巻は発生しています。
ニューなどで年間数件くらいしか取り上げられていませんが、
実際はもっとあるのです。
気象庁のHPで見て、
意外にあるな~と思いビックリしたのです。
その発生数がこちらです。 ↓
【年別発生確認数】
2007年…12個(海上竜巻を除く)
2008年…29個
2009年…23個
2010年…37個
2011年…15個
2012年…29個
2013年…34個※気象庁の統計による
2007年に統計方法の変更が行われているそうで、
それ以降の統計を参考にすると…
2007年~2013年の1年当りの
竜巻発生確認数は、
平均で約26件(海上竜巻は除く)。
思った以上にあるんです!
おそらく
テレビやニュースなどでは
特に被害の大きい竜巻しか取り上げていないと思います。
そう考えると
この26件という数も納得してしまいます。
では
突然ですが問題!
タイトルでもある
”竜巻の発生しやすい時期とは?”
いつ頃が竜巻が多いと思いますか?
・・・
ヒントは”積乱雲”です!
…
答えは
…
夏から秋頃にかけて。
”7月~10月頃”が最も多いそうです。
実際に埼玉、千葉で発生した竜巻も9月なので、
ちょうどこの時期と一致しています。
しかも竜巻は、
”平野で発生しやすい”と言われています。
(大地が平なだけに、邪魔になるものがないからという理由だそうです。)
そして竜巻の発生しやすい時間帯は、
太陽が出ている時間帯です。
特に”正午から日没まで”が最も発生しやすいのです。
2013年9月2日に
埼玉から千葉にかけて発生したF2規模の竜巻と時期が同じ。
しかも場所は関東平野で、
時間帯も14時頃でした。
ほぼ一致するんですね。
元々関東平野って、
大きな山などもなく、
噴火の危険性も少ない。
それに内陸なので津波の心配もない。
唯一あるとしたら地震位なもので、
関東平野は自然災害の危険性が少ない地域だと思っていました。
そんな場所にまさか…
しかも自分の家を通過するなんて…
今思えば
運がなかったとしか言いようがないですが。
そして、
上で挙げた共通点は発生しやすいというだけで、
それ以外の地域が全くないという訳ではないのです。
そう思うと、
安全な地域ってないのかもしれませんね…。
2015年の今年も、
7月~10月頃で正午以降の時間帯に
積乱雲などの怪しい天候になったら注意して下さいね!