
土砂崩れには前兆があります。
これを知っていたら広島で起こった土砂災害は
ここまで大きな被害にはならなかったかもしれない。
ここでは土砂崩れの前兆を、
分かりやすく話していきたいと思います。
2014年の8月20日
広島で起こった土砂崩れ災害。
死者がかなり出て、
行方不明者も多数に…。
もっと早く前兆をキャッチして、
避難していれば・・・
警報が遅かったのもありますが、
個人でも災害の予備知識って必要だろう思うのです。
私の家は竜巻当日、家に親父がいたのですが、
様子がおかしいと思ってすぐ避難したと言います。
(柱が多い小部屋に身を隠したらしいのです。)
だから助かったと思うのです。
もし避難していなかったら、
おそらく今頃は生きていなかったと思うのです。
(当の本人もそう言っていました。)
ちょっとでも違和感を感じたら、
前兆らしい異変をキャッチできれば…、
命を取り留める事が出来るかもしれないのです!
という事で
土砂崩れの前兆を載せてみました。
テレビなどでも取り上げている様ですが、
土砂災害にも大きく分けて3つあります。
それは・・・
土石流、地すべり、がけ崩れ。
山崩れなど崩れ落ちる前に、
見に見えないほどの小さな変動や変化が起こると言われています。
そういった小さな変化が前兆なのです。
まずは土石流から…
【 土石流 】
・・・雨などで水を含んだ土砂が河川や渓流に流れ落ちる自然現象の事。
津波の様に流れ落ちるので、通称”山津波”とも言われています。
(前兆)
○急に河川が濁り、木が流れてくる。
○河川の水が急に減り始める。
○山の方で石の転がる音、ぶつかる音がする。
○山の方で地鳴りがする。
○腐った土のにおいがする。
※山の上の方で土砂崩れが発生すると、
その時に出た土砂が下流に流れてきます。そのため河川が濁ったり木が落ちてくるのです。
もちろん石なども転がってきたりします。
また地鳴りがするのは
地面が動いたという証拠です。上流で土砂崩れが起こっているって事は、
それが下流にも流れ落ちてくる可能性が高い。だからこういった前兆があった時は
避難した方が良いのです。
【 地すべり 】
・・・斜面などの土が上から下に滑り落ちる自然現象。
ある程度地面の原型を保ったまま滑り落ちてくるのが特徴です。
(前兆)
○山なり。地鳴りがする。
○根の切れる音がする。
○湧き水の量が増えたり、濁ったり、新しい湧き水ができる。
○斜面に亀裂が入る。
※山の土自体が滑り落ちてくるため、
音が出ます。
(地鳴りや根の切れる音など)また地すべりによって
土石流発生の引き金になる場合もあるので、注意が必要です。こういった前兆があったら避難してください。
【 がけ崩れ 】
・・・地盤が緩み、斜面が崩れ落ちる現象。
突発的に起こる事が多いので、大雨や豪雨の時は要注意。
(前兆)
○崖から小石がパラパラと落ちてくる。
○湧き水ができたり、濁ったりする。
○斜面から異様な音や亀裂が入る。
少なからず土砂災害の場合は、
何かしらの前兆がある事が多い様です。
ちなみにこんな動画があったので
参考に載せてみました。
こういった前兆があった時は、
すぐに山や崖の方から離れる事が大切です。
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