モンスーンの雨が恵みにも、災害にもなる ・・・ パキスタンの豪雨被害より

 

こういうサイトを作っていると、

つくづく、

災害のニュースには敏感になります。

 

8月は「平成26年8月豪雨」と言われるほど日本では雨の被害が多かった。

大雨・豪雨

 

それから韓国でも起こり、
今度はパキスタンやインド地方。

6日に入ってきた報告によると、

インド北部、

そしてパキスタンを中心に降り続いた雨で洪水や土砂被害が発生。

 

これによって、インドとパキスタン両国の死者は196人(6日時点まで)

 

特に被害が大きかったのは、

パキスタンではパンジャブ州(人口が多き地方)。

インドでは、カシミール州の人的被害が多かったのです。

 

カシミール州では鉄砲水で結婚式のバスごと流される被害もあり、

これで27名亡くなった報告もあったほど。

 

今回は、モンスーンによる豪雨で、

多い所では4日までの30時間で300ミリ以上の雨量も記録されています。

 

ここまで人的被害が大きくなったのは

直接的な大雨によるものというよりも、

大雨による屋根や家の崩落、洪水や鉄砲水、

感電など被害によるものとの事。

 

日本ほど経済的に未熟な国もあるので、
電気系統や家の設備や強度は弱い部分があるのかもしれませんが、

こういうニュースを見ると、

人口が多いって事は、

人口の多い地域
 

その分人的被害も発生しやすいってことですね。

 

ちなみに、

モンスーン”とは?

季節風とも言われています。

季節と付くだけに季節によって風向きが違うのですが、
この風が継続して吹くのです。

特にインドやパキスタンは夏頃に季節風が吹きます。

というのも、
夏は太陽の陽射しなどで大陸の温度が高くなり、海の温度よりも高温になります。

すると上昇気流が発生し、低気圧が出来る。

基本的に風は低気圧の方に吹くので、
海から陸に向かって吹くことになるのです。

海から大陸に向かう風(モンスーン)が吹くのです。

 

モンスーン(イメージ)

 

 

 

 

 

 

海から風がくるって事は、
海の水分を含んだ風が来るのでモンスーンが吹く時期に雨が多くなるのはこのため。

このおかげでインドなどの南アジアは雨が多くなり、
(年間の雨量の約4分の3はこの時期(雨季)に降ると言われているそうです。)
米など農業にとっては恵みの雨になるんだけど、

でもこういう雨で逆に被害を被る事にもなるんです。

それが今回の災害につながったのですね。

 

 

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