- 2014-8-23
- 災害記事
8月22日、
気象庁が「平成26年8月豪雨」と命名。
8月に入って、
台風11号、12号が日本に大きな被害をもたらしました。
そして集中豪雨による記録的な雨。
その影響で、被害が甚大すぎて今回の様に命名されました。
まず、
台風の被害が予想以上にひどかったのです・・・
台風12号
8月1日~5日まで日本の四国地方を中心に大雨。
そして、
遠く離れた東北や北海道にまで前線の影響で大雨をもたらします。その影響で特に浸水の被害が大きかったのです。
床上、床下浸水合わせて1,919棟。
山口県や高知県では全壊2棟、半壊1棟。
さらに2名の死者も。
台風11号
8月7日~11日に東海、近畿、四国地方を中心に大雨。
またこの台風の影響で栃木県では竜巻が発生し、被害をもたらします。
床上、床下浸水の被害は計3,260棟。
10日に発生した栃木県での竜巻で、
納屋の倒壊や瓦が飛ばされたりの被害が計477棟。
さらに台風後にも集中豪雨が発生。
その被害は広がるばかりでした。
京都府福知山市では、
17日午前5時40分までの24時間の雨量が303.5ミリ。
観測史上最も多い雨量。これによって街の大部分で浸水。
市はこれにって自衛隊の災害派遣要請を行いました。
岐阜県の高山市では、
降り始めからの雨量が386ミリと、例年8月の雨量の2倍以上の雨量を記録。
これで川は増水し、
橋や車が流されるという甚大な被害に。その後県がまとえた被害報告によれば、
高山市、岐阜市など県内の床上浸水は18棟。
床下浸水は43棟を数えました。
広島県では、
20日午前1時からの約3時間の雨量が観測史上最大を記録する大雨。
そして、
この大雨で日本中を揺るがす被害に・・・・。
それは土砂崩れによる被害でした。
住宅が土砂に飲み込まれ、
死者は72名まで上ります。
どれも観測史上最も多い雨量で、
被害が甚大になった月でした。