ハワイ島のキラウエア火山の溶岩流がゆっくりと・・・

溶岩で死の大地に・・・

 

ここ最近ニュースで、

この報道を耳にすると思います。

 

つい先日(11月2日)も、

番組「Mr.サンデー」で少し取り上げられました。

 

ハワイ島にある

この”キラウエア火山”についてです。

ハワイのキラウエア火山

 

”ハワイ島のキラウエア火山からの溶岩流が

パホア地区まで到達。

 

そして、

日本人墓地まで達する見込み。

 

キラウエア火山からパホア地区まで、

距離にして約22キロ。

溶岩流は時速1キロの

ゆっくりとしたスピードで被害を広めています・・・”

 

最初このニュースを聞いて

??

って思いました。

 

溶岩流がゆっくりと進む??

 

これまでハワイには
一度も行った事がないので、
知らないのも無理はないのかもしれませんが…。

 

それにしても
ハワイについては全く知らない私でした。

 

という事で、

まずはキラウエア火山について触れてみます。

聞いた話では
ハワイではキラウエア火山の観光ツアーがあるんですね。

へリから見下ろすツアーもあるそうです。

 

 キラウエア火山はハワイでは、

観光として”安全な火山”とされていたそうです。

 

そんなキラウエア火山ですが、

名前の意味は

多くまき散らす”というのだそうです。

噴き出したマグマ

 

それだけ、
キラウエア火山は世界で最も活発な火山だという事です。

キラウエアという名前自体がその活発さを表しています。

 

それでも

一番安全な火山と言われているのところが疑問です。

 (火山で安全と言われても正直ピンときませんが・・・)

 

だから
観光名所にもなっているのだろうけど、

その安全と言われていたものが、

今回逆に人間に牙をむく形になったのです。

 

それでは元の話に戻ると、

なぜ溶岩流が進む??

って思ったかと言うと・・・、

 

溶岩流が住居地まで接近って言われていも

最初は何の事やらさっぱりでした。

 

それもそのはず、

ハワイ島のキラウエア火山は

ちょっと独特な火山なのです。

 

常に活発に活動していて、

火口を上から眺めると、

赤く流れている溶岩が見えるそうです。

赤く流れる溶岩

 

日本の様に
普通にある山が急に噴煙を上げて噴火する。
この様な一般的な噴火とは
ちょっと違ったイメージなんですね。

しかも、
溶岩の粘度が低いため
(普通の溶岩よりもサラサラ)、

普通の溶岩なら、
流れたら冷えて固まるのが一般的です。

 

固まった溶岩

でも粘度が低いため、

地表を流れて冷えて固まっても

それは表面が固まるだけ。

 

その固まった内部を

まるで溶岩がトンネルの中を進むように流れるのです。

(※これを”溶岩チューブ”と言います)

 

上から見ると固まった溶岩でも
内部ではトンネル状に空洞になっていて、
その内部を溶岩が進む。

だから怖いのが

どこを溶岩が流れているか分からないのだそうです。

流れ出る溶岩

 

いつ自分の住まいの近くで

溶岩が噴き出すかもしれない。

 

いつ吹き出た溶岩が

辺り一面を燃やすのか・・・。

そんな恐怖感があるそうです。

 

溶岩流は草木はもちろん、

アスファルトでさえも燃やすほどの熱さ。

 

これが人の住んでいる地域まで進めば、

どうなるか・・・。

 

だから、
近くの住民は荷物をまとめて、
逃げ出している状況です。

 

一般的に溶岩流の温度は

約1,000℃前後と言われています。

当然家だって、
すべて燃えてしまう。

残るのは黒い灰や黒い大地だけ・・・。

 

このハワイとキラウエア火山を知れば知るほど

想像しただけでも怖くなってきます。

 

緊急報道写真集 2014.9.27 御嶽山噴火

※ここで取り上げている画像はイメージで、実際の状況とは異なります。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る